2018_05
17
(Thu)22:18

味処ひろもと

お魚ランチの穴場を紹介。

海の幸が豊富な富山県・・・と言えども
高岡で魚料理のランチを食べられるお店は案外少ない。
回転寿司や海鮮丼のランチならあるけれど、
自分が求めているのは「魚料理の定食」だ。

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探してみると・・・意外と近くに穴場があった。
高岡駅南口から東へ約1キロほどの距離にある『味処ひろもと』。
住宅地の中にあるので、ちょっと分かりにくい立地。

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こじんまりしたお店でカウンターが6席ほど。
さらに奥の方にお座敷がある。
夜は居酒屋、お昼はお魚をふんだんに使ったランチが楽しめる
※ランチの場合でも事前予約した方がいい感じだった。

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ランチは1種類のみ。値段は1100円。
内容は仕入れの状況によってまちまちらしい。
料理は一品ずつ運ばれてくる。ひとつひとつの量は少ないものの
小鉢、お刺身、お寿司、焼き魚、ご飯、お味噌汁・・・と
品数は多く、さすが割烹・小料理屋の料理と思わせるクオリティ。
値段を考えると良心的な内容だ。


高岡でお魚のランチを食べたくなったら
まず候補に挙げたいお店。
ボリュームを求める方には量が少々足りない気はするのだけど、
量より質を求める方なら、きっと満足いく内容と思う。


味処ひろもと
住所:富山県高岡市井口本江509-1
電話番号:050-5890-8563
ランチは11:30〜13:30まで※夜は居酒屋
水曜定休

※2018年5月17日時店の情報です
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2018_04
30
(Mon)02:36

道の駅雨晴

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2018年4月25日オープンの
『道の駅雨晴』へさっそく行ってきた。




建物は「ほぼ展望機能のみ」という印象。

船をモチーフにした横長の白い建物は総工費8億円。
道の駅を名乗っていることや、総工費も掛かっているので
それなりの規模をイメージするのだけど、
実際の建物は奥行きが無くコンパクト。

物販ゾーン、カフェゾーンはオマケ程度で、
床面積の大部分が展望施設という贅沢な仕様だ。


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1階はベンチが並ぶ。そして立派な自転車駐輪場がある。
駐車場は以前より若干広くなった程度で当面は混雑しそうだ。

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2階はデッキが広がり、カフェや物販店などがある。
他の富山県内の観光施設によくあるような感じでやや陳腐な印象。

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3階もベンチがいくつも用意されている。

ここから望む富山湾はちょっとしたリゾート風。
天候に恵まれれば、とても気分爽快になれる景色だ。


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この時は湾岸サイクリングが開催されていたので、
建物全体が観覧席のように賑わっていた。
これが一番正しい使われ方かもしれない(笑)



(余談)

「飾らないのが富山の良さ」、だったが・・・

財政難の高岡市。しかし『道の駅雨晴』は財政再建プログラムが
決定する直前に着工され、ギリギリ完成した建物となる。

この場所に建っていた廃墟ホテルが取り壊され、
スッキリしたと思ったら、ポストモダンというか
高度成長期のようなガラスとコンクリートの白い建物が登場した。

しかし、雨晴海岸に降り立って後ろを振り返ったら、
コレが壁のように建っているという違和感。
これはなかなかの景観破壊ではないかな。

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(雨晴海岸からの景色※丘側)

以前から、雨晴海岸の背後はコンクリート擁壁で覆われてるし、
海側も防波堤やコンクリートブロックだらけ。
そして、景観に馴染まないこの建物が加わった。

例えば、海王丸パークのような一帯が近代的に整備された場所なら
このデザインで文句を言わないのだけど、源義経や芭蕉にゆかりのある
場所でこのデザインは行政による歴史性の否定だ。
せめて氷見番屋街のように出来なかったのか?
個人的に、富山に観光客がイマイチ来ないのは、どの自然も同じように
コンクリートに均一に覆われてて風情がないからだと思う。(断言)

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どんな奇抜な建物よりも、自然の景観に勝るモノ無し。

雨晴海岸は、氷見線の線路またいで
貝殻を拾いに行くような素朴な雰囲気が良かった。

自分が10代の頃なんて、海に浮かぶ女岩(めいわ)によじ登って、
記念写真を撮るくらいフリーダムだった。
21世紀の話しなのだけど、今やずいぶん遠い昔のような気がする。
素朴で飾らないのが富山の良さだったのだけど・・・。

しかし、帰り道に素晴らしいものを見た。

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シバザクラが咲き乱れる氷見線・越中国分駅。

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氷見線のキハ40と。

こういう景色があるから富山は捨てたもんじゃないね。

自転車で同行していた皆さんも、
道の駅よりこちらに感動していたように思う。
2018_04
28
(Sat)21:21

ヒスイ海岸

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「今年のゴールデンウィークは混雑を避けよう」

・・・ということで、富山県の最東端・朝日町にやってきた。
高岡から高速道路で1時間。お目当ては『ヒスイ海岸』
訪れるのは約5年ぶりとなる。

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途中、泊駅前の商店街へ立ち寄る。
ゴールデンウィークなのに観光客が居ない・・・
しかし、商店街に良さげなパン屋があったので、
パンを海辺に持ち込んでお昼ごはんとした。


名物のタラ汁を食べるには、もう暑い季節だからね。

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ブーランジェリー・ドーヨー
(朝日町荒川580-8 10:00〜18:00 日曜定休)
若い店主による本格的なパン屋。ずいぶん垢抜けた感じのお店。
小麦の風味が強く感じられるパンが印象的だった。



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泊駅から約3キロ。「越中宮崎駅」の駅前がヒスイ海岸。
ヒスイを拾える海岸は日本国内でも非常に珍しい。
そして石は持ち帰りOKだ。・・・なのに人が少ない。


ヒスイ探しは、自然と対峙し、忍耐を必要とする地味な遊びだ。
この遊びはホタルイカすくいにも通じる趣がある。実に富山っぽい。
小一時間のヒスイ探しの末、それらしい石をいくつか探し当てた。

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その後、越中宮崎駅にある
臨時観光案内所にて、ヒスイの無料鑑定をしてもらった。

(開所日は土日祝9:30〜14:00)

・・・結果、ヒスイこそ無かったけれど、
メノウ、石英、ネフライトなどの石ころがあった。


さらに、磁石にくっつく蛇紋岩や、お湯を沸かす時に使うと、
お茶がまろやかになるという石英班岩などもゲット。
なんだかこれを機会に地学に詳しくなれそうな体験だった。

ちなみに、ヒスイはこの日だけでも何個か見つかっているとのこと。
ヒスイ海岸は名ばかりではないらしい。


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(パンフレットと並べてみた図。分かりにくくてスマン)

ヒスイ海岸はどんどん観光地化が進んでいる。

5年前に訪れた時は、駅前にヒスイ販売の商店があり
ごちゃごちゃ店内でお爺さんがヒスイ鑑定をしていたのだけど、
今では駅に無料鑑定所ができ、観光用のパンフレット類も充実し
ずいぶん観光地として充実してきた模様。
さらに、駅前では近代的な観光施設も建設中だ。

便利な反面、カオスな魅力は減っている気がしている。



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その後は、再び泊駅前の商店街に戻り、
「ハーブと喫茶ヒュッゲ」へ向かった。
(朝日町沼保925 10:00〜18:00 水・木定休)

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縁側の席は子連れにちょうど良い雰囲気。
和風パフェ(450円)、ケークサレ(ドリンクセットで700円)などを注文。

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甘さが抑えたデザートは、体にやさしい素朴な味わいだ
何より、田舎に来た・・・って感じで寛げていいね。


拾った小石は、小瓶に入れて記念にとっておいた。
ゴールデンウィークは朝日町で静かに過ごすのもよさそうだ。

※情報はすべて2018年4月28日時店の情報です。
2018_04
22
(Sun)23:42

櫛田神社

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この日は高岡市内の「櫛田神社」へ。

サイクリングで立ち寄ることはあったが、子供2人と来たのは初めてだった。

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以前は鬱蒼とした場所で、いかにも鎮守の森の雰囲気があったのだけど、
今は強風対策で多くの木が伐採されてすっきりと明るい。

適度に人の手が入った里山のような雰囲気の境内は
これはこれで悪くない。子供の遊び場としてもいいかもしれない。

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切り株だらけの境内。

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太い丸太がゴロゴロ転がっている。

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最近は「おとぎの森公園」や「大島中央公園」「歌の森公園」のような
子供連れで定番の公園より、あえて神社や史跡、散策路へ連れて行ったりする。
遊具が揃った人工的な公園でギャーギャー騒ぐ子供に付き合うより、
その方が大人は落ち着けるし、子供はその中で自由に工夫して遊ぶから
活き活きしているように見えるのだ。



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たくさん遊んだあとは、近くにある『農園キッチン・モリー』へ。
(高岡市今泉223 11:00〜18:00 水曜・第1第3木曜定休)

トマト農園直営のカフェ。
個人的には、フードの美味しさでは市内屈指のカフェと思うのだけど、
もの凄い人気店なので、長らく子連れで行くのをためらっていた。

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・・・ならば、午後2時からのカフェタイム狙い!
すると狙い通り、子連れで利用するにはピッタリの空き具合だった。


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カフェタイムのメニューは、ピザやパンケーキ、
ドリンク、デザート類のみとなる

トマトジャムやトマトアイスなど、
自家農園のトマトをふんだんに使った料理はとても個性的で、
他では決して味わえないもの。これは新しいフルーツか?と思うほどだ。


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子どもも珍しく「すっごく美味しい」と喜んでいた。

・・・身近な場所やお店に居心地のいい時間があると感じた一日だった。



(余談)

ところで「ヒュッゲ」という言葉が、今ちょっとしたブームらしい。
デンマーク語で「居心地がいい時間や空間」という意味で、
身近なものに目を向けながら、家族や友人と心地の良い雰囲気を楽しむ。
それで充分に幸せになれるという価値観だ。
この日はまさにヒュッゲ的な一日だったかもしれない。

数年前、マイルドヤンキーという言葉が出てきて、
地方に住む自分としては違和感を感じていた。
「地元志向が強く、向上心が低い地方の若者」というのは
自分に結構当てはまるのだけど、
「ショッピングモール」や「いかついミニバン」は好まないし、
お酒はほとんど飲まない。パチンコも行かない。エグザイルも聴かない(笑)
「それはちょっと昔の若者像じゃないのか?」という気がしていた。

そこへ出てきた「ヒュッゲ」という価値観。
上がらない給与に、財政難の街、共働きの子育てや長時間労働。
ところどころで、それまでの社会の仕組みが行き詰まりを見せているところで、
それまでの物質至上主義的な消費生活に対する
「自分だったらこうするよ」という静かな反発。

これこそ、地方の若い世代が既に始めている
現代的な価値観ではないかと思う。社会の方向性としては
どうもこういうベクトルにだんだんと向かっている雰囲気があります。
2018_04
05
(Thu)23:02

高岡ホテル

高岡の歴史が詰まった、由緒ある『高岡ホテル』。

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建物は今から100年以上前の明治38年に建てられており、
その昔は、著名人や政界人に愛され、皇族の方が宿泊されるようなホテルだったという。

自分の記憶では昔のテレビドラマ「裸の大将」シリーズで
このホテルが登場していたような気がする。


堂々とした木造建築は異彩を放っているのだけど、
今や「謎のベールに包まれた存在」と言っても過言ではなさそうだ。
どうも数年前に宿泊業は取りやめており、窓に灯りがついていることも稀。
自分の周りでも話題に上がったことがない。

しかし、そんな場所が2018年春より、平日のランチ営業をはじめた。
レトロなスポットには目がないので早速行ってきた。

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1,200円で昔の高岡に触れる体験。

こちらがエントランス。駐車場はたっぷり完備。
今は家族だけで営業しているようで、大きな建物に対して
スタッフが少なく、ひっそりしているのは仕方がないのかもしれない。

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少々ヤレているが、当時の豪華さが偲ばれる内装。

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ランチは1,200円。魚と肉の2種類。お子様メニューもあり。
週替わりで内容を替えているとのこと。
お好きなドリンクとデザートが付いているので良心的。

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料理は一昔前の和風レストランという趣で懐かしい雰囲気。
当方金沢の出身なのだけど、20年くらい前まで
金沢と津幡の境界辺りにあった「和風レストラン・瑞泉」の料理を思い出した。

これが2,000円を越えるようなランチなら
評価は厳しくなるかもしれないけれど、
1,200円という金額で「昔の高岡」の雰囲気を
気軽に味わうことができるのなら、なかなか魅力ではないかと思う。


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・・・とはいえ、贅が尽くされた建物はすっかり色褪せて、
かつて名木揃いと言われた庭は面影がない。

少人数でしみじみと訪れるくらいが丁度いいかもしれない。

ランチは平日限定(土日祝は除く)、11:30〜15:00
※2018年4月5日時点の情報です



(余談)

〜高岡ホテルでまったり思う〜
高岡の魅力はなんだったのか?という話。


以前、とある旅先で東京から来た旅慣れた感じの中年夫婦と
高岡の話題で盛り上がったことがある。

彼らの話しでは、高岡に滞在して印象に残っているのは
このレトロな「高岡ホテル」と「如意の渡し」(渡し船)。
定番の瑞龍寺や日本海の海の幸よりも、
この街にある日常風景が特に印象深かったそうだ。
しかし、今は高岡ホテルで宿泊できないし、
渡し船は数年前に橋が完成して廃止されてしまっている。

そういう話しからしても、少し前までの高岡には
人間臭さだとか、野暮ったさが濃厚に残っていて、
現代的な一つの価値観に染まっていない「取り残された日本」という
魅力があったのではないかという気がしているのだ。

しかし、当の高岡市民はそれを魅力と思ってなかったようで、
この10年ほどで、以前の雰囲気はすっかり薄れてしまった。
駅前は近代的にリニューアルされ、山町筋は無電柱化されて古い街灯やら看板まで剥がされ、
すっかり生活感の無い観光用の街になった。商店が連なっていた町並みは
当時から空き店舗が多かったのだけど、空き地がみるみる増えた。
以前はたくさんあったレトロなムードに浸れる喫茶店や定食屋も今やほとんどない。
「高岡はレトロな喫茶店がいっぱいあるぞ〜」と得意げに語っていた自分も最近はダンマリだ。
近くの富山市や金沢市よりは、人間臭さや野暮ったさは比較的残っている気がするのだけど、
以前の雰囲気を知る自分にはどこか物足りない・・・。

今回の「高岡ホテル」で「まだこういうものが健在だったか」と安堵するとともに、
建物や庭の荒れ具合から「古き高岡も、いよいよ瀬戸際なのか」という印象。
私としては、ブログで紹介することで古き高岡をささやかに応援する次第です。

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